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放射妨害と伝導妨害について

EMC試験では、妨害源から発生したノイズが、妨害を受ける機器へ伝わる過程を検出します。この試験を的確に実施するには、ノイズが伝達される経路を考慮する必要があり、それには放射と伝導があります。放射ノイズのイメージとしては、妨害源がノイズを放射して、それが対象機器に入り込む感じです。このことは放射妨害と称されており、その影響は妨害源と妨害対象との物理的距離によって変化します。一方、妨害源と妨害対象がケーブル等で接続された状態では、ノイズがケーブルを経由して対象に入り込むイメージとなります。そして、これは伝導妨害と呼ばれています。

ノーマルモードとコモンモード

EMC試験では、放射妨害と伝導妨害をそれぞれ単独に検出するのと同時に、双方を組み合わせた状態の試験も行います。具体的には、妨害源から放射されたノイズが、ケーブルに結合して伝導妨害となるパターンを調べることになります。また、これとは逆に、妨害源から伝導により流出したノイズが、ケーブルをアンテナとして放射されるパターンもあります。さらに、伝導妨害には、ノーマルモードとコモンモードがあり、前者は単純な2線ケーブル接続の場合で、後者は浮遊容量を含む、複雑系のノイズを測るものとなります。

日常生活での耐性試験

EMC試験は大きく2つに分かれており、EMI試験とEMS試験があります。前者は対象機器から発生するノイズを測定するもので、後者はノイズ耐性を測るための試験です。EMS試験では、日常の現象を模擬することに始まり、機器の動作保証をする為に実施されるものとなります。

EMC試験(電磁両立性試験)とは、電気機器が機器の内部や外部からの妨害電磁波により機能の阻害がされないか測定するテストです。妨害電磁波には製品自身が発する電磁波と外部の製品や自然現象の二つがあります。

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